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Parliamentary Debateは、英国議会を模した即興型の英語ディベートです。本場イギリスでの歴史は古く、15世紀にはすでに大学間で対抗試合が行われていた、とされています。

 肯定側(Government side)と, 否定側(Opposition side)にわかれ、審査員(Adjudicator)を説得することで勝敗を争います。議題(Motion)は政治(politics), 宗教(religion),ジェンダー(gender),国際関係(International Relations)など試合ごとに多岐にわたり、試合の15分~30分(後述する”スタイル”による)前に発表される為資料を探している暇はなく(ルール上も議題発表以降の電子機器によるリサーチは禁止)、持ち合わせている知識と論理性を武器に即興で議論を組み立てていきます。

 

 限られた時間の中で議論を深めていくために、相手のスピーチ中に席を立ち上がって直接質問する「Point of Information (POI)」というものが認められています。(つまり、相手のスピーチ中にガタッと立ち上がり、相手がOKしてくれたらその場で直接質問ないし反論できる。時間は15秒以内にすべきとされる)。ただし、話し手はこれを拒否することもでき、また各スピーチの最初の1分・最後の1分はPOIできません。スピーカーは慣習的に一度は必ずとることを推奨されています。

 

 ジャッジは「常識をもった平均的な人(Average Reasonable Person)」ということになっており、一般常識の範囲内で議論をすることを求められるため、Academicのように証拠資料を引用して専門知識を持ってきても、多くの場合は判定に考慮してもらえません。「自分の言葉で聴衆を説得する」ということが重視されているので、他人の権威を借りよう、という発想は有効ではありません。ただ、資料(Evidence)の引用は無意味ですが、例(Example)をあげるのは奨励されます。

 

 ジャッジは試合中、議論内容(Matter)とマナー(Manner)について、それぞれに細分化されたチェック項目(分析の深さ、構成のわかりやすさ、英語の美しさetc)を採点し、勝敗はこのポイントの合計で決まります。

 

 国内で行われている他のAcademic Debate系のスタイルとは全く異なっており、議論の内容(Matter)だけでなく、同様にマナー(Manner:話し方、表現、声の大きさ、身振り、チームワークなど)も重視されます。人を説得するために必要なのはロジックだけではありません。Parliamentary Debateでは、こういったロジック以外のマナーも「説得」の大切な要素としてチェックされます。

 

☆Parliamentary Debateの利点

・即興性を競う為、思考力が鍛えられる

・広範な知識が身に付く

・パブリックスピーチ力が身に付く

 

Parliamentary Debate

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